上越地域帯状疱疹治療センター

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上越地域帯状疱疹治療センター

2020年4月より『上越地域帯状疱疹治療センター』を立ち上げました。
帯状疱疹に関し,“予防・診断・急性期治療・慢性疼痛管理”まで全て当院で行えるようになりました。

「帯状疱疹」とは

子供の時に感染した水ぼうそうのウイルスが原因で起こります。水ぼうそうが治った後もウイルスは体内(神経節)に潜伏し,過労やストレスなどで免疫力が低下した時にウイルスが再び活性化して「帯状疱疹」が発症します。発症すると,皮膚の症状が出るだけではなく,神経にも炎症を起こして痛みがあらわれます。神経の損傷がひどい場合は,皮膚の症状が治った後も痛みが続くことがあります。

高齢者の帯状疱疹による危険性

帯状疱疹は,免疫が低下する高齢者に発症しやすく,50代から発症率が高くなります。50歳以上で帯状疱疹を発症した人のうち,約2割の方は,帯状疱疹後神経痛(PHN)になるといわれ,PHNを防ぐためにも帯状疱疹の予防は大切です。

帯状疱疹の予防

ストレスをためない生活,十分な睡眠時間,しっかりとした食事をとって免疫力を落とさないことが基本となりますが,これに加え,必要に応じてワクチンの接種をすることが重要となります。

お知らせ

 令和6年11月21日に新潟県立看護大学において第6回のいきいきサロンが開催されました。麻酔科部長であり,総合診療科医長,さらに上越地域帯状疱疹治療センター長を務める川ア政紀先生より「帯状疱疹について−予防と治療−」をテーマに,講演を行いました。
 90名の皆さまにご参加いただきました。講演では,帯状疱疹の基本的な理解に加え,近年注目されている予防接種や治療法についても触れ,専門的な視点と実践的な知識が効果的に織り交ぜられたものでした。

 

目次

 [1] 予防(ワクチン)
 [2] 帯状疱疹(急性期)の診断
 [3] 治療(急性期)
 [4] 疼痛管理(慢性期)
 [5] 当院で治療を行うメリット
 [6] 帯状疱疹全般の詳細

[1] 予防について(外来担当科:麻酔科)

予防方法としては,ストレスをためない生活・十分な睡眠時間・しっかりとした食事をとって免疫力を落とさないことが基本ですが,これに加え,ワクチンの接種をすることが重要となります。詳細は割愛しますが,帯状疱修ワクチンには生ワクチン(1回接種)と不活化ワクチン(2回接種)の2種類があり,効果が高い方は不活化ワクチンです。

2025年4月1日より,帯状疱疹ワクチンが予防接種法に基づく定期接種に追加されました。対象者は以下@〜Bの方(かつ過去に一度も帯状疱疹の予防接種を受けたことがない人)です。詳細はお住まいの自治体のホームページをご覧ください。

《定期接種対象者》

  1. その年度(4月1日〜3月31日)中に65歳になる人
  2. 60〜64歳でヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障害があり,日常生活がほとんど不可能な方
  3. 【令和7年度から令和11年度までの経過措置】各年度中に70歳・75歳・80歳・85歳・90歳・95歳・100歳になる人(※令和7年度に限り,100歳上の人も全員対象)

ただし,定期接種化=無料ではなく,上越市には助成制度がないため自己負担額が発生し,効果が高い不活化ワクチンの場合,計2回接種での自己負担額は,36,300円です(隣接する妙高市では,市独自の助成があり自己負担額は21,570円まで抑えられています)。

《当院で帯状疱疹ワクチン接種を希望される場合の手続き》
当院にご連絡の上,予約を入れていただきます。当日,受付で「帯状疱疹ワクチン比較表」をお渡しします。それをお読みになった上で希望するワクチンを決定していただき間診表をお渡しします。問診表に記入後,接種していただきます。

[2] 帯状疱疹(急性期)の診断について(外来担当科:麻酔科または総合診療科)

問診・皮膚症状などで帯状疱疹と診断します。水痘帯状疱疹ウイルス抗原検出キット(2020年4月より導入しました)を使って診断することもあります(10分ほどで結果が出ます)。

[3] 治療(急性期)について(外来/入院担当科:麻酔科または総合診療科)

症状に応じて,抗ウイルス薬・鎮痛薬・軟膏などの処方を行います。
2〜3日後に,症状(皮膚の状態・痛み・薬の副作用など)の確認のため,麻酔科を受診していただくこともあります。
症状が強い時(疼痛が強く日常生活が送れない・食欲がない)・免疫低下状態などの場合は,入院していただくこともあります。

[4] 疼痛管理(慢性期)について(外来担当科:麻酔科)

麻酔科外来にて慢性疼痛に対する考え方のアドバイス・薬物コントロールなどを行います。

[5] 当院で治療を行うメリットについて

50歳以上で帯状疱疹を発症した人のうち,約2割の方は,3か月以上痛みが続くと言われますが,急性期治療が終了した後に重度の神経痛が残った場合でも,引き続き当院麻酔科で疼痛管理を行うことが可能です。“予防・診断・急性期治療・(しっかり時間をかけて行う)慢性疼痛管理”まで行うことが可能です。

※ただし,頭頚部の急性期帯状疱疹については,他院受診(当院にない脳神経内科・耳鼻咽喉科・眼科など)が必須となることもありますのでご了承ください。

[6] 帯状疱疹全般の詳細について

『帯状疱疹.jp』『帯状疱疹予防.jp』というサイトをご参照ください。病気についての記載があります。

帯状疱疹.jp
https://taijouhoushin.jp/

帯状疱疹予防.jp
https://taijouhoushin-yobou.jp/

※当院も関連機関に登録済で,『病院検索』で上越市を選ぶと一覧に出てきます。

連絡先

TEL 025-523-2131(代表)

診療担当医表

2026.1.1現在

科別 診察室 午前
午後
受付
時間
帯状疱疹治療
センター
完全
予約制
午前 8:30

11:30
- - 青山 実 (10:00〜12:00)
川ア政紀
(9:30〜12:00)
川ア政紀
午後 13:30

15:30
(14:00〜16:00)
川ア政紀
- (14:00〜16:00)
川ア政紀
- -
※完全予約制ですので,事前にご連絡ください。かかりつけ医のある場合は,まずはかかりつけ医へご相談ください。