リハビリテーション

リハビリテーション外来

リハビリテーション外来

上越地区の3大急性期病院と地域連携パスを結び、脳卒中後および大腿骨近位部骨折術後の回復期リハビリテーションを行っています。また、開腹術後や廃用症候群等のリハビリに加え、小児リハビリテーションにも取り組んでいます。さらに近年では、がん患者に対する「がんリハビリテーション」の認定も取得し、緩和ケア医療の一翼を担っています。回復期リハビリテーション病棟(55床)があり、訪問リハビリテーションとともに在宅への架け橋となっています。

当院で受けられるリハビリテーションの対象疾患

脳梗塞,脳出血,くも膜下出血,四肢の骨折,脊椎の骨折,頚髄損傷,脊髄,損傷,関節の炎症,リウマチ,靱帯損傷,肺炎や開腹術後の廃用症候群,嚥下障害,構音障害,失語症,脳性麻痺,出生時及び乳幼児期に生じた脳又は脊髄の奇形及び損傷,先天性の代謝異常症,先天性または進行性の神経筋疾患,筋萎縮性 硬化症,パーキンソン病,脊柱管狭窄症 等

注)病気・ケガの種類によりリハビリが受けられないこともあります。また、開始に当たって医師の診察が必用となります。他院に入院または外来通院されている方は受診時に紹介状のご持参をお願いいたします。ご不明な点は地域医療連携室に問い合せて下さい。

リハビリ治療以外で当院で受けられる診察・治療

身体障害者手帳の作成,装具・自助具作製の相談・作成,ボットクス治療

当院の疾患別リハビリテーションの施設基準

脳血管疾患等リハビリテーション料Ⅰ
運動器リハビリテーション料Ⅰ
呼吸器リハビリテーション料Ⅰ
がん患者リハビリテーション料Ⅰ

充実したリハビリテーションを受けるためには、リハビリテーション治療期間と回復期リハビリテーション入院対象疾患を確認して各病院の地域連携室や相談室に御相談下さい。疾患によりリハビリ治療期間に期限がありますので御注意下さい。ご不明な場合は、地域医療連携室に、問い合せて下さい。

リハビリテーション治療期間

脳血管障害等(脳梗塞,脳出血,脊髄損傷.多発性神経炎 等) 180日
運動器(上下肢の複合損傷,骨折,関節の炎症 等) 150日
呼吸器(肺炎,無気肺,急性発症した呼吸器疾患または園手術後 等) 90日

回復期リハビリテーション入院対象疾患

疾患名 入院期間
脳血管疾患、脊椎損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症又は手術後、義肢装着訓練を要する状態 150日
高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の脊髄損傷、頭部外傷を含む多部位外傷の発症又は手術後 180日
大腿骨、骨盤、脊髄、股関節又は膝関節、2肢以上の多発骨折の受傷、又は手術後 90日
外科手術又は肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後または発症後 90日
大腿骨、骨盤、脊髄、股関節又は膝関節の神経、筋又は靱帯損傷後 60日
股関節又は膝関節の置換術後の状態 90日

リハビリテーション部門の紹介

理学療法

理学療法とは、病気、けが、高齢、障害などによって運動機能が低下した状態にある人々に対し、運動機能の維持・改善を目的に運動、温熱、電気、水、光線などの物理的手段を用いて行われる治療法です。当院の特徴は、ゆったりとした治療スペースで、理学療法士が個別による治療を行ないます。最新の物理療法機器が取りそろえられた治療室での治療と日常生活の自立を目指した病棟での理学療法を行います。

作業療法

作業療法とは、身体又は精神に障害があるもの、またはそれらが予測される人々に対して、その主体的な生活の獲得をはかるため、諸機能の回復、維持及び開発を促す作業活動を用いて、治療、指導及び援助を行う治療法です。当院の特徴は、楽しみながら治療が行える最新機器を使用したり、患者様に合わせた楽しい作業活動を提供しています。屋外には、畑があり患者様と作物の収穫をしています。また、それら利用した調理実習や病棟での日常生活の自立を目指した作業療法を行ないます。個別治療となります。

言語聴覚療法

言語聴覚療法とは、病気や交通事故、発達上の問題などにより、主として言語機能や聴覚機能が低下しコミュニケーションに問題が生じた人々や摂食・嚥下機能に障害がある人々に対し、機能の回復、能力の向上、維持を目的とし各種検査、評価、訓練、指導及び援助を行います。当院の特徴は、それぞれ状態に合わせて病室や個室の言語治療室で治療が行なわれ、リラックスした状態での治療に心がけています。治療は、個別治療が主ですが数人で会話しながら行う集団療法もあります。

小児外来治療

お子様が集中してリハビリテーションが行えるように専用の治療室があります。転倒事故に配慮して床や壁にはクッション性のある素材を使用しています。医師の診察により、しょうがいの状態に合わせて理学療法や作業療法、言語聴覚療法が処方されます。市内の学校に通学しながら治療に通われているお子様も多いです。

装具療法

病気やケガにより支持性や機能が低下した患者様に対して、医師により適切な補装具・自助具が処方されます。製作にあたっては、医師や治療士、義肢装具士が歩行や装着状態を確認しながら調整します。完成した装具や自助具は、治療で使用され日常生活に役立てるようにします。

訪問リハビリテーション

当院の訪問リハビリテーションは、介護保険で行われています。病院を退院したあとの生活に合わせたリハビリテーションを提供いたします。別頁に詳しく紹介させていただきます。

定期カンファレンス

リハビリテーション医療は、チーム医療と言われています。当院でも、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、ケースワーカが、リハビリテーションを行っている患者様の状態や目標について会議を行っています。話し合われた内容は、それぞれの治療や退院の調整に役立てます。

PAGE TOP